皆さん、こんにちは!
9月の初プチ展覧会の作品にも未着手というのに、美味しそうな「桃様」を入手してしまい、「食べる前に描かねば!」と、5枚も描いてしまいました。
↓透明水彩画作品 『桃』#4(4番目に描いた作品。)
「桃様」をアジアン雑貨のトレーと、本豆絞りの手ぬぐいの上に乗せ、和風な雰囲気にと「どうでしょう?」。
バックは、笠井一男さんがブログ『塾長の日記』で紹介されていた「ウルトラマリン」とシュミンケの「トランスルーセントオレンジ」を混色して塗り、その後、画面上で分離させる技法を試みました。
水彩紙が中目だったからか、穏やかな雰囲気に。「桃様」の美しい色に「影色」を濃く入れる勇気が無くて、日本画風に描きました。
「桃」って「今回のモデルさんは、このお二方。」と、言っていいくらいの存在感です。
強く持つと茶色の染みになる。強靭なプラスチックパックに包まれ、ここまで無傷で辿り着いた「桃様」に、傷一つつけてはならないと慎重~に「開封&セッティング」。
ちょっと転がりかけようものなら「ギャッ 」。
中には水分たっぷり。軽くともズッシリとした感覚に、生後間もないうちの子を、初抱っこしたときの事を思い出します。
周囲に漂う甘い香りにも癒されます。
今回は、『水の力を利用して描く』ことを課題にしました。
意外とこの描き方は未経験なのです。
□■*:;;;:*□■*:;;;:*■
最初は見事に失敗。
バックは先ほど述べた技法、藍染の手ぬぐいを敷いていましたが・・・。
「桃」は全然ウェットオンウェットでないし、「産毛」を表現しようも「ただのスパッタリング状態」に。
↓2回目にトライした桃。
感触つかめてきたか・・・と思う。
バックも綺麗に出たし、奥の「桃」の模様は本物と同じように出て、我ながら感動。
最大の難関「産毛感」・・・筆でリフティング(拭い取り)して感じ出たかしら?
影は「セルリアンブルー」。涼しい感じが気に入る。
使用したのはウォーターフォードホワイト中目F4サイズのブロックタイプ。
ウォーターフォード水彩紙 ホワイト中目 ブロックF4
乗り気になって3回目に使用したラングトンがいけなかった。
【ラウニー】ラングトンブロック【中目・F4】
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
ウォーターフォードとラングトンのブロックタイプの使用感の違い
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚゜
ウォーターフォードは上質感があります。さすがコットン100%。
ブロックタイプは四方が糊付けされ「水張り」と同じ効果が得られることが売り。
しかーし!この紙はウェットな描き方で時間をかけると剥がれてきて「意味ない状態」になりやすい。最近作「大阪 難波 戎橋」はすっかり波打ち状態に。
ラングトンは素朴感。パルプ100%。ウェットな描き方だと波うちが激しく、下の紙まで波及。バックはボロボロ。ティッシュでリフティングして誤魔化す。「桃様」も高級感が伝わらない。
しかーし!この紙は四方の糊がガッチリ接着して剥がれません!
「ウェットな描き方で時間をかければ剥がれるウォーターフォードか!四方は剥がれないけれどウェットな描き方だと絶対に波打つ(未使用の下の紙までフニャける)ラングトンか!」それが問題だ。※これは、あくまでも、私感です。
↓そんなこんなで、4回目は再度ウォーターフォードでチャレンジ!
ウェットオンウェット上手くいったかも ネットでも好評だった一枚。
よっしゃ!最後にもう一枚! と5回目。
バックを「バンブーグリーン」&「バーントアンバー」の組み合わせに変更。分離するかわからないので、「曖昧混ぜ」で表情をつけました。
ん~~~・・・。さっきよりは落ちるなぁ。
こういった皿をモチーフに入れた静物画を永山裕子さんは描かれますが、あんなにうまくはいきません 。当たり前か。
これから初プチ展覧会のために6点描かなければなりません。展覧会まで非公開にしますので、ブログアップは暫く期間が空きそう。それでは皆さん、また次回まで。今回も読んでいただいて有難うございました。
透明水彩画ニュース
水彩動画塾が更新されましたよ。思いつきそうで思いつかない技法が登場。是非CHECK
ランキングが上がります。是非ともワンクリック応援お願いしま~す!!
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9月の初プチ展覧会の作品にも未着手というのに、美味しそうな「桃様」を入手してしまい、「食べる前に描かねば!」と、5枚も描いてしまいました。
↓透明水彩画作品 『桃』#4(4番目に描いた作品。)
「桃様」をアジアン雑貨のトレーと、本豆絞りの手ぬぐいの上に乗せ、和風な雰囲気にと「どうでしょう?」。
バックは、笠井一男さんがブログ『塾長の日記』で紹介されていた「ウルトラマリン」とシュミンケの「トランスルーセントオレンジ」を混色して塗り、その後、画面上で分離させる技法を試みました。
水彩紙が中目だったからか、穏やかな雰囲気に。「桃様」の美しい色に「影色」を濃く入れる勇気が無くて、日本画風に描きました。
「桃」って「今回のモデルさんは、このお二方。」と、言っていいくらいの存在感です。
強く持つと茶色の染みになる。強靭なプラスチックパックに包まれ、ここまで無傷で辿り着いた「桃様」に、傷一つつけてはならないと慎重~に「開封&セッティング」。
ちょっと転がりかけようものなら「ギャッ 」。
中には水分たっぷり。軽くともズッシリとした感覚に、生後間もないうちの子を、初抱っこしたときの事を思い出します。
周囲に漂う甘い香りにも癒されます。
今回は、『水の力を利用して描く』ことを課題にしました。
意外とこの描き方は未経験なのです。
□■*:;;;:*□■*:;;;:*■
最初は見事に失敗。
バックは先ほど述べた技法、藍染の手ぬぐいを敷いていましたが・・・。
「桃」は全然ウェットオンウェットでないし、「産毛」を表現しようも「ただのスパッタリング状態」に。
↓2回目にトライした桃。
感触つかめてきたか・・・と思う。
バックも綺麗に出たし、奥の「桃」の模様は本物と同じように出て、我ながら感動。
最大の難関「産毛感」・・・筆でリフティング(拭い取り)して感じ出たかしら?
影は「セルリアンブルー」。涼しい感じが気に入る。
使用したのはウォーターフォードホワイト中目F4サイズのブロックタイプ。
ウォーターフォード水彩紙 ホワイト中目 ブロックF4
乗り気になって3回目に使用したラングトンがいけなかった。
【ラウニー】ラングトンブロック【中目・F4】
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
ウォーターフォードとラングトンのブロックタイプの使用感の違い
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚゜
ウォーターフォードは上質感があります。さすがコットン100%。
ブロックタイプは四方が糊付けされ「水張り」と同じ効果が得られることが売り。
しかーし!この紙はウェットな描き方で時間をかけると剥がれてきて「意味ない状態」になりやすい。最近作「大阪 難波 戎橋」はすっかり波打ち状態に。
ラングトンは素朴感。パルプ100%。ウェットな描き方だと波うちが激しく、下の紙まで波及。バックはボロボロ。ティッシュでリフティングして誤魔化す。「桃様」も高級感が伝わらない。
しかーし!この紙は四方の糊がガッチリ接着して剥がれません!
「ウェットな描き方で時間をかければ剥がれるウォーターフォードか!四方は剥がれないけれどウェットな描き方だと絶対に波打つ(未使用の下の紙までフニャける)ラングトンか!」それが問題だ。※これは、あくまでも、私感です。
↓そんなこんなで、4回目は再度ウォーターフォードでチャレンジ!
ウェットオンウェット上手くいったかも ネットでも好評だった一枚。
よっしゃ!最後にもう一枚! と5回目。
バックを「バンブーグリーン」&「バーントアンバー」の組み合わせに変更。分離するかわからないので、「曖昧混ぜ」で表情をつけました。
ん~~~・・・。さっきよりは落ちるなぁ。
こういった皿をモチーフに入れた静物画を永山裕子さんは描かれますが、あんなにうまくはいきません 。当たり前か。
これから初プチ展覧会のために6点描かなければなりません。展覧会まで非公開にしますので、ブログアップは暫く期間が空きそう。それでは皆さん、また次回まで。今回も読んでいただいて有難うございました。
透明水彩画ニュース
水彩動画塾が更新されましたよ。思いつきそうで思いつかない技法が登場。是非CHECK
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コメント
コメント一覧 (6)
しか~し、夏場の暑い時はやっぱ静物画がいいですよ。
外は日焼けとやぶ蚊にやられます。(≧▽≦)
淡彩とはいえ、夏場も現地スケッチされている、OHさんは尊敬です。
私は手が遅いので、干上がります。
真夏と真冬はスケッチはお休み。
寒い時もトライしましたが、ジッとしているスケッチは耐えられないものでした。
9月からのスケッチを楽しみにしています。
福島県の桃が恋しくなりました(*´艸`)
上手に描くというより、美味しそうに見えるように描くことにも気をつけました。
そう言って頂けると、とても嬉しいです。
しかし、まだ、偶然の域を出ません。
これでは、まだまだ先生にはなれませんね。
桃のやわらかな質感、おいしそうなところを上手に表現されましたね。
紙の性質の違いを使い分けるのも楽しいです、穏やかさの代表ウォーターフォード、ぱきっとしたラングトン私はどちらも好きです。
もうひとつのブログのほうの個性論も面白かったです。いろいろなことを論理的に考えて、しかもそれをきちんと表現されておられますねなかなかできないことです。敬意を表します。
展覧会作品いずれのUP期待しています。
絵のこと、褒めていただけて、感謝します。今回は5枚描いて1枚ヒットでした。
こういった感じを、常に出せるようにしたいものです。
穏やかさのウォーターフォードなのですね。今回の桃で実感しました。
ラングトンも、一概に悪いとは思いません。穏やかな桃の表現には不向きでしたが、風景画には合うと思います。
ブログ「透明水彩ノート」の「個性編」の感想ありがとうございます。お聞かせいただけると参考にもなるし、書いたことが報われる気がします。
このブログにはいつも予想を裏切られます。、「水彩的生活」のサブブログなのに人気が出たり、「個性編」の記事が一番文章多くて、理屈ツラツラなのにブログ村の記事ランキングの上位に返り咲きを繰り返しつつ留まり続けたり。わからないものですね。
展覧会の絵、終了後すぐにでもアップします。でも、まだ手付かずですが・・・