水彩的生活KUROKAWAの透明水彩画

 「枚方(ひらかた)」に住まい透明水彩画を描いています。緑地などで自然をスケッチすることが大好きです。  京都伏見(雅究房)と大阪枚方(カルチャーハウス香里ケ丘)、「近鉄文化サロン奈良・阿倍野」にて透明水彩画教室を主宰しています。



✎定員5名程※の小さな教室です。初心者の方歓迎いたします(*^-^*)♪
★伏見教室月二回 京阪伏見桃山、近鉄桃山御陵前 駅前 雅究房1階
●1.3火午前10:00~12:30 ●1.3火午後13:30~16:00
●2.4火午前10:00~12:30 ●2.4火午後13:30~16:00
☎ 090-9250-8887 黒川しづこ携帯 体験・見学可
詳細 http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank007.html
※振替対応時は6~7名になる場合があります。

★近鉄文化サロン「ステップアップ透明水彩画」月一回http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank005012.html
●阿倍野サロン(阿倍野 天王寺/☎ 06-6625-1771)第2水曜13:30~16:00
次回4月12日(水)
詳細 https://www.d-kintetsu.co.jp/bunka-salon/abeno/search/print.php?kouza_num=1004963
●奈良サロン(近鉄西大寺/☎ 0742-35-8161)第4水曜13:00~15:30
次回4月26日(水)
詳細 https://www.d-kintetsu.co.jp/bunka-salon/nara/shinsetsu/?kouza_num=3001550

★カルチャーハウス香里ケ丘「透明水彩画の基礎講座」(枚方市)月一回 
●第3月曜 午前10:00~12:30 ●午後13:30~16:00 次回4月17日(月)
●第2水曜 午前9:30-12:00 次回4月12日(水)
☎ 072-860-1131 詳細 http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank005.html


みなさんこんにちは。今年もいよいよ押し迫ってきました。

今年も色々とお世話になりました。3月には私の母が天に召され、哀しいこともありましたが、11月にはコロナ後初めて教室展を開き1100人を超えるご来場を頂くことが出来、今後の活動への活力を得ることができました。

他は、YouTube動画という新たな活動の場も発見した年になり、
展覧会では「いつも動画見てます。」と多くの方々からお聞かせいただいてパワー出ました。

子供も成人し(式は来年)親として一区切りついた年にもなりました。

来年もブログに動画に、もしよろしければ、時々覗いていただけますと嬉しいです(*^-^*)
皆さん、いつもありがとうございます☆彡

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2022.12.15透明水彩スケッチ「語らいの午後」鶴見緑地韓国館跡にて
アルシュ細目26*36㎝
ホルベイン透明水彩絵の具

 今年最後のスケッチ 途中まで現場で仕上げ、帰宅後に写真を見て現場の印象と違うことに愕然。

 ずっと仕上げに取り組めずにいましたが、2週間経過するうちに自分の中で印象だけが強く残り、それを頼りに仕上げることが出来ました。今年のうちに仕上がって良かった(;^_^A
2022.12.15透明水彩スケッチ「語らいの午後」鶴見緑地韓国館跡

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今年最後のアートエッセイ
「観(かん)の目つよく、見(けん)の目よはく、遠きところを近く見、近きところを遠く見る事」


この言葉は宮本武蔵の『五輪書』にある言葉とのこと。この夏、何を思ったか経済について独学したくなって読んだ本に引用されており知りました。


観の目というのは広く俯瞰して見ること
見の目というのは個々を凝視することでしょうか?

遠きところを近く見、近きところを遠く見る事とは、
薄目を開けて全体の印象を捉えることかな?


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教室ではよく「全部キッチリクッキリ描いてしまう。もっとフワッと描きたい。」と皆さん言われることが多いです。

でも、これがなかなか難しいんですよね。

私も一時期無謀にも本気でそれを目指して、一緒に取り組んだ時もありましたが、あまりの難しさに挫折しました。

今は、そこそこキッチリ描く中にも、塗るとしたら濃淡や色に変化をつけていただき、主役と脇、遠近の描き分け、仕上げはグレージングなどで色やコントラストを調整する形で「ややフワッと」を目指しています。

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でも、この宮本武蔵の言葉、これはまさしく、私も含めて皆さんが理想とされている、”全部クッキリ描かないフワッとした絵”に通じる言葉だと思い、皆さんとシェアさせていただきました。

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結局、フワッとした絵は、この宮本武蔵が示したような見方を基本とすることが、第一条件なんですよね。この見方をしないと始まらないと言っても過言ではありません。

「客観視してください」「全体を見てください」と言ってきましたが

「観の目つよく、見の目よはく、遠きところを近く見、近きところを遠く見る事」が一番適確な表現だと感じます。

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普通の人は「見の目」ばかりが強い。
日常生活では「見の目」だけで十分なので無理もない。

しかし、問題なのがフワッとした絵に取り組むときも「見の目」ばかりで見てしまう。

すると、まだ途中段階で順調であるにもかかわらず、もしくは挽回できるのにもかかわらず、『グチャグチャにしか見えない。もう嫌!何描いているかわかんない!これはリタイヤして新しいの描く!』ってなってしまう。

要するにメンタルが崩壊するんですよね💧

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「観の目」で

混沌とした中から「形を浮き立たせる」、バランスが崩れたら立て直す、全体を調整しながら、最終的にイメージがフワッと立ち現れるように描き込んでいく

それには気持ちが折れている場合ではないのですが、途中段階が頼りなくてメンタルに来る。

「見の目」で

”描いた一つ一つが、キッチリと何を描いているのかわかる”状態でないとメンタルが安定できないのが普通の人の心理。

しかし「見の目」は見るポイント見るポイント全てにピントが合うから、全部クッキリキッチリ描いて、フワッとは成り得ない。

ここで補足ですが、全部クッキリキッチリ描くことは悪くはないのですよ。好きで楽しければ趣味の絵では はなまる💮です

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フワッとした絵について書きましたが、

「観の目つよく、見の目よはく、遠きところを近く見、近きところを遠く見る事」

は、「ややフワッと」にも通じますし、他の絵にも通じることだと思います。

ちょっと制作に取り入れてみても全く損なことは無いと思いますよ

一つ一つのモノをただ作業的に説明的に描くことから脱し、

ムードや雰囲気が表現された絵が描けるようになっていくと私は思います。

あ!そういえば宮本武蔵って絵も上手でしたよね( ゚Д゚)








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画像は伏見教室のエントランスの展示ボード
この状態で年を越しま~す。皆さん今年も頑張りました
とってもとても素敵です
来年も楽しい教室に致しましょうね

※アートエッセイの内容とは関係ありません
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●1.3火午前10:00~12:30 
●1.3火午後13:30~16:00 

●2.4火午前10:00~12:30
●2.4火午後13:30~16:00 

☎ 090-9250-8887 黒川しづこ携帯 体験・見学可
※振替は前月~翌月の範囲で可能。
詳細 http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank007.html
※振替対応時は6~7名になる場合があります。
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