今週は近鉄文化サロン阿倍野講座でした
皆さん個々に素敵な作品作りを楽しまれていて、私もとても嬉しく感じました(*^-^*)♪
Мさん作品
色鮮やかなイチゴ、イチゴの花もチラホラとあしらわれていて、とても可愛い絵と感じました。タッチを感じる着彩も自分らしさが出ていていいですね。白いものに影を入れることや、緑の中にも明暗を織り交ぜること、今回の絵ではいろいろと気づくことも多かったかと思います(*^-^*)♪ ドンドンとトライされている姿勢は必ず今後に生きると思います!(^^)!
Nさん作品 上高地田代池の風景
新緑の季節ですね🌲水面が特に好きです。緑ばかりの季節は一番描くのが難しい季節ですね。しかし、単調にせずに変化をつけて描かれていていいですね(*^-^*)。重なりの遠近法、暈しだけで意外とちゃんと見えることなど、今回の作品でも次につながる気づきがあったのではないかと思います。 この調子で絵にしたいものをドンドン描いてくださいね♪
Оさん作品 今津灯台界隈の風景
夕刻前の微妙な時間帯、少し太陽の力が弱まった天気。光のコントラストが強くあるわけではない景色はとても難しいですね。でも、水面やヨット、とても丁寧に見て魅力的に描かれていますね(*^-^*)
教室ではほんとうに微妙なベールを少しづつ加えていただきました。下の色をはがしてしまいかねないのでドキドキする技法ですが、右手のヨットに目がしっかり行くようになって、絵が決まったと思います(*^。^*)
この調子で楽しんで進んでください♪
※上記の作品とは関係がありません。
アートエッセイ
趣味の透明水彩画は「焦らず」楽しむ
「焦らない」
私たちがしている「趣味の透明水彩画」は「楽しんでなんぼ」です。そのためのポイントを一言で言わなければならない場合は「焦らない」に集約されると思っています。
「たかが趣味されど趣味」
「たかが趣味」であるにもかかわらず、楽しめなくなる穴がそこここにあるのが、この世界。絵画とは距離のある人からすれば贅沢な悩みです。しかし、本人にとってはいたって真剣な悩み。用語ではよく「スランプ」と言われたりしますね。
「客観的に理解」
私はそれを「焦っているんだ」と客観的に理解ができるかでも違うと思います。そして、焦る原因を理解しているとなお冷静になれるのではないかと思っています。
「私が思う原因」
「焦る」→「上手い絵」を描きたいと思う(モチーフに関心を持ち、表現していく気持ちを忘れている)→すぐに出来ないといけないと思う(「絵は奥が深いもの」ということを忘れている※)
※日本画家平山郁夫さんの本か何かで読んだのですが、自分のやりたいことをするためにはもう一生分の時間が要ると書かれていたように思います。
「混乱」
現代は特に情報化で様々な絵が目に入り、習い方も基礎から描けるようにしていくアプローチと、模写講座の様に途中段階から以降のことをするアプローチが入り混じっているので、初心者の方は特に混乱しやすいのかもと思っています。
「絵を描く前のこと」
混乱の一つを紐解くとして・・・
「絵は描く前の観察や構想が大事」ということに気づいたときは私自身衝撃が走りました。初心者の頃はピンと来なくても普通です。ただ、ぼんやりとでも『そうなんだな。』と思って歩むかそうでないかで雲泥の違いが出ると思っています。ある画家は「モチーフを組んだ時点で6割終えている」とまで言われている程です。
「刺身を食べ続けて『魚が捌けない』と悩む」状態
模写講座は、先生の既に出来上がった絵を、先生の指示により、順番に組み立てるように描いていく形式の講座です。それは、「観察」「構想」という描く前の段階は全て済まされているものです。
絵にする核心の仕事は既に済まされている以降の事ばかりをしていても、目の前の現実世界を素晴らしい絵に変える「観察」「構想」を自分でしていく経験を積まなければ「刺身を食べ続けて『魚が捌けない』と悩む」状態になります。
「気づきにくいのは絵画くらい?」
例えば「料理」は既成の冷凍やレトルト素材を使っても「途中からした!」という自覚があります。「登山」では「途中までケーブルで登った!」という自覚があります。「工作」もそうですね。
しかし、「絵画」の場合は、感のいい人は色々気づくかも知れませんが、ずーーーっとそれに気づかない場合が少なくはないのではないかと思います。
「模写講座」は意識の高い習い方
私の捉え方ですが、模写講座は遣隋使や遣唐使などのような海外留学のようなものかと思っています。「自分の国に学んだ知識を持ち帰り、自国の発展に生かす。」。自国で何かしていなければ本末転倒。
なので、「模写講座では描けるんだけど、オリジナルの絵は描けない。」という悩みは、悩んでいる場合ではなくて、模写の時よりは下手に見えたとしても、気にせず気負わずオリジナルの絵をドンドン描いていくことに尽きると思っています。
(※実はもう一つ、全く絵の具をチューブから出したばかりの初心者が習うのに良い方法とも思っています。手っ取り早く透明水彩画ってどうやって描くか?が粗方わかるからです。)
限られた時間の中で
が!模写講座が多くなるとオリジナルの絵を描く暇がないという場合が往々にしてありますね。最近海外の水彩グループの投稿でも見ましたが「私の作品を振り返ると講座の課題で描いた作品ばかり。今、目の前のちょっとしたモノさえも、自分で描こうと思ったら何をどう塗ってよいかわからない( ;∀;)」というものがありました。万国共通の悩みのようですよ。
またまた、結構長くなってしまいました。とにかく「趣味の水彩画」は焦らず楽しんで自分の絵を描きましょう♪
皆さん個々に素敵な作品作りを楽しまれていて、私もとても嬉しく感じました(*^-^*)♪
Мさん作品
色鮮やかなイチゴ、イチゴの花もチラホラとあしらわれていて、とても可愛い絵と感じました。タッチを感じる着彩も自分らしさが出ていていいですね。白いものに影を入れることや、緑の中にも明暗を織り交ぜること、今回の絵ではいろいろと気づくことも多かったかと思います(*^-^*)♪ ドンドンとトライされている姿勢は必ず今後に生きると思います!(^^)!
Nさん作品 上高地田代池の風景
新緑の季節ですね🌲水面が特に好きです。緑ばかりの季節は一番描くのが難しい季節ですね。しかし、単調にせずに変化をつけて描かれていていいですね(*^-^*)。重なりの遠近法、暈しだけで意外とちゃんと見えることなど、今回の作品でも次につながる気づきがあったのではないかと思います。 この調子で絵にしたいものをドンドン描いてくださいね♪
Оさん作品 今津灯台界隈の風景
夕刻前の微妙な時間帯、少し太陽の力が弱まった天気。光のコントラストが強くあるわけではない景色はとても難しいですね。でも、水面やヨット、とても丁寧に見て魅力的に描かれていますね(*^-^*)
教室ではほんとうに微妙なベールを少しづつ加えていただきました。下の色をはがしてしまいかねないのでドキドキする技法ですが、右手のヨットに目がしっかり行くようになって、絵が決まったと思います(*^。^*)
この調子で楽しんで進んでください♪
※上記の作品とは関係がありません。
アートエッセイ
趣味の透明水彩画は「焦らず」楽しむ
「焦らない」
私たちがしている「趣味の透明水彩画」は「楽しんでなんぼ」です。そのためのポイントを一言で言わなければならない場合は「焦らない」に集約されると思っています。
「たかが趣味されど趣味」
「たかが趣味」であるにもかかわらず、楽しめなくなる穴がそこここにあるのが、この世界。絵画とは距離のある人からすれば贅沢な悩みです。しかし、本人にとってはいたって真剣な悩み。用語ではよく「スランプ」と言われたりしますね。
「客観的に理解」
私はそれを「焦っているんだ」と客観的に理解ができるかでも違うと思います。そして、焦る原因を理解しているとなお冷静になれるのではないかと思っています。
「私が思う原因」
「焦る」→「上手い絵」を描きたいと思う(モチーフに関心を持ち、表現していく気持ちを忘れている)→すぐに出来ないといけないと思う(「絵は奥が深いもの」ということを忘れている※)
※日本画家平山郁夫さんの本か何かで読んだのですが、自分のやりたいことをするためにはもう一生分の時間が要ると書かれていたように思います。
「混乱」
現代は特に情報化で様々な絵が目に入り、習い方も基礎から描けるようにしていくアプローチと、模写講座の様に途中段階から以降のことをするアプローチが入り混じっているので、初心者の方は特に混乱しやすいのかもと思っています。
「絵を描く前のこと」
混乱の一つを紐解くとして・・・
「絵は描く前の観察や構想が大事」ということに気づいたときは私自身衝撃が走りました。初心者の頃はピンと来なくても普通です。ただ、ぼんやりとでも『そうなんだな。』と思って歩むかそうでないかで雲泥の違いが出ると思っています。ある画家は「モチーフを組んだ時点で6割終えている」とまで言われている程です。
「刺身を食べ続けて『魚が捌けない』と悩む」状態
模写講座は、先生の既に出来上がった絵を、先生の指示により、順番に組み立てるように描いていく形式の講座です。それは、「観察」「構想」という描く前の段階は全て済まされているものです。
絵にする核心の仕事は既に済まされている以降の事ばかりをしていても、目の前の現実世界を素晴らしい絵に変える「観察」「構想」を自分でしていく経験を積まなければ「刺身を食べ続けて『魚が捌けない』と悩む」状態になります。
「気づきにくいのは絵画くらい?」
例えば「料理」は既成の冷凍やレトルト素材を使っても「途中からした!」という自覚があります。「登山」では「途中までケーブルで登った!」という自覚があります。「工作」もそうですね。
しかし、「絵画」の場合は、感のいい人は色々気づくかも知れませんが、ずーーーっとそれに気づかない場合が少なくはないのではないかと思います。
「模写講座」は意識の高い習い方
私の捉え方ですが、模写講座は遣隋使や遣唐使などのような海外留学のようなものかと思っています。「自分の国に学んだ知識を持ち帰り、自国の発展に生かす。」。自国で何かしていなければ本末転倒。
なので、「模写講座では描けるんだけど、オリジナルの絵は描けない。」という悩みは、悩んでいる場合ではなくて、模写の時よりは下手に見えたとしても、気にせず気負わずオリジナルの絵をドンドン描いていくことに尽きると思っています。
(※実はもう一つ、全く絵の具をチューブから出したばかりの初心者が習うのに良い方法とも思っています。手っ取り早く透明水彩画ってどうやって描くか?が粗方わかるからです。)
限られた時間の中で
が!模写講座が多くなるとオリジナルの絵を描く暇がないという場合が往々にしてありますね。最近海外の水彩グループの投稿でも見ましたが「私の作品を振り返ると講座の課題で描いた作品ばかり。今、目の前のちょっとしたモノさえも、自分で描こうと思ったら何をどう塗ってよいかわからない( ;∀;)」というものがありました。万国共通の悩みのようですよ。
またまた、結構長くなってしまいました。とにかく「趣味の水彩画」は焦らず楽しんで自分の絵を描きましょう♪
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くろかわ透明水彩画教室 伏見教室のご案内
✎定員4~5名の小さな教室です。各自のペースでレッスンします(*^-^*)♪
★伏見教室月二回 京阪伏見桃山、近鉄桃山御陵前 駅前 雅究房1階
●1.3火午前10:00~12:30(空席あり)
●1.3火午後13:30~16:00
●2.4火午前10:00~12:30
●2.4火午後13:30~16:00
☎ 090-9250-8887 黒川しづこ携帯 体験・見学可
※振替は前月~翌月の範囲で可能。
詳細 http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank007.html
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「水彩スケッチ二人展」
会期 2021年9月1日(水)〜5日(日)
開場 午前10時〜午後4時
会場 Gallery はな
所在地 570-0025 守口市竜田通2-1-11 1F
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