皆さんこんにちは！
晩秋～初冬に移りましたが、温かいので実感が湧きませんね(;´∀｀)💦

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

伏見教室生徒作品
Ｎさん作品　「京都　毘沙門堂」（仮題）
人生初作品です☆

　この秋から教室に入られました。絵は中学以来ですがとても大らかなお人柄で、焦らずゆったりと取り組んでいただけて私もホッとしています(*^_^*)

　ここで楽しさを伝えきれず絵自体を嫌いにさせてはいけない。責任重大です💦。

　風景画の基本的なポイント遠近感の表現と、透明水彩絵の具の基本的なポイント、美しい重ね塗りについて、とても根気よく取り組まれました。

　画像ではお伝えしきれませんが、原画は重ね塗りの表情がとても美しく、透明水彩の良さが生きた作品となっています。

　今後も焦らず急がず楽しんでいただけたら幸いです。(*^_^*)


Мさん作品　「愛知県明治村の風景」（仮題）

　この秋から教室に入られました。とても端整な絵を描かれる印象。でも、ご自身に厳しくてその向上心に脱帽です。私も最近は永山裕子さんのオンラインレッスンを受講し始めました。やはり、自分だけではずーっと気づかないことって沢山ありますよね💦。そういった客観視のもう一つの目となれたらと思っています。

手前の紅葉終わりを告げる枝も遠近感や季節感の表現に効果的に働いていますね。水面あり建物あり豊かな秋を感じる作品です。



アートエッセイ
「十人十色のオリジナル作品が楽しい🎨」

　昨日は嬉しいことがありました。「教室に入った頃は上手な人を見て圧倒されたけれども『そんな絵が描けるようになりたい！』と思って続けてきて上達してくることが出来ました。また今後も楽しみながら続けていきたいです。教室では『皆同じ絵』ではなくて各人各様の絵を描かれているので、他の方の作品を観させてもらうのが楽しいです。」と生徒さんからお聞きしました。

　私がアンケートをとったりして催促したわけではないけれど、そういう会話になって自発的に仰って頂けたことがなによりも嬉しかったです。

　模写のようにその日に上手な感じの絵をお持ち帰りいただける…という教室ではないので、「（スグに）こんな絵を描きたい。」に答えることは無理だけど、

　「こんな絵が描けるようになっていきたい。」という思いには答えられるのではないか？と思っています。

　透明水彩絵の具は、画材の中で一番手軽で取り掛かりやすい部類に入るけれども、描画は画材の中で難しい部類に入ります。

　なので、

・モチベーションの上がるモチーフを描くこと
・「上手い絵」を描こうと思わないこと（↔「上手く表現できるようになりたい」であってほしい。）
・気長に試行錯誤を楽しむこと

　この三つを生徒さんには持っていただくことが最大の鍵だと思っています。私にはそれを操ることはできないからです。

　そして、趣味の透明水彩画でオリジナル作品を描くことにとって最大の敵が「焦り」です。皆同じ絵だったら「焦り」も生まれにくいかもしれませんが、「各人各様」のネックとして「焦り」には特に気を付けなければなりません。

　透明水彩画のなかでも難しい画風は「滲み暈しを多用する絵」「デッサン力が重要な絵」ですが、焦ってすごいレベルのものを求めてしまうと、必然的にそれに向けた美術の知識も沢山伝えなければならず、すごくハードなことになり、それで嫌になりという悪循環になります。

　教室外でもネットの普及などで情報過多の時代ですが、くれぐれも焦らずに、歩みを楽しんでいただきたいです。結果、そのほうが早く上達するという結果になります。

　絵に関して言えばおとぎ話の「ウサギとカメ」は本当なのです。教室に通っていただいてれば自分だけで描いているよりは、”気づき”が加速する分早いかな？という感じです。

Let's steady progress！
～順々着々と進みましょう！～

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