昨日はリンゴを描きました。永山裕子さんのオンラインレッスンには一歩出遅れて講座は見れなかったけれども、他の方々が描いているのを見て私も描きたくなりました。
林檎を描くのは9年ぶりくらいかも?私が水彩画教室を始めた当初、最初にリンゴを描いていただくことを少ししていた時期がありました。
久しぶりに描いてみると・・・「難しいΣ( ̄ロ ̄lll)💧」
『この先、どうなるんだろう?ちゃんと描けるかな?』と不安になりましたが、とことん目の前のリンゴに向き合って、色を重ねていくとある時点で急に林檎に見えてきて(;'∀')💦
とりあえず今回はこれで完成としました。
ロマンチックに浸りながら描く余裕はなかったけれど、後から考えるならポールマッカートニーの歌の「エボニー&アイボリー♪的な感じです(*^-^*)」
アートエッセイ
「そんな絵が描きたい」と
「そんな絵を描けるようになっていきたい」
今まで私はこれを混合していたからなかなか頭の整理がつかなかったのです。
英語の勉強をしていて色々と見ていると「短期的快楽」「長期的快楽」で説明している人がいました。
「短期的快楽」とはその場で楽を求めること。例えば、『ダイエットには良くないと思ってはいるけれどケーキを食べる。』『歩いたほうが健康にいいことはわかっているけれど車で近場に出かける。』みたいなことです。「長期的快楽」はその逆の判断です。
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絵でも同じことが言えて、表題の前者が「短期的快楽」後者が「長期的快楽」に当てはまると思います。
最近、教室ではこの3本を指針にレクチャーしているのですが、これらは「長期的快楽」の方向性です。
「模写講座」ならば「短期的快楽」も可能ですが、私の教室の「各自の好きなモチーフでオリジナル作品を描いていただく。」という内容ではそれは無理だからです。
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【趣味で楽しむための透明水彩画の基本】
・自分がモチベーションを感じるモチーフを描くこと。
・「上手い絵」を描こうとしないこと。
・気持ちを長く持ち、楽しみながら、試行錯誤をすること。
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例えば「自分がモチベーションを感じるモチーフを描くこと」について
”リンゴは5角形の形になっているんだよ”や”水面には空が逆さまに映っているんだよ”と知ったとして・・・
「長期的快楽」で取り組んでいる場合は『わぁ!そうなんだ!』と次に繋がる”気づき”を一つ得ますが、「短期的快楽」で取り組んでいる場合は『そんなマメ知識はいいから、早く何処から何色を塗ってゆけばいいのか順次指示してほしい!』となってしまいます。
そこで「長期の人」は「試行錯誤」するので色を濁したりしながらその場では上手なものは出来ないかもしれないけれど、もう少し長い目で見ると「失敗経験」「モノの見方・考え方」の貯金が増えているので、上達への道は早い。
逆に「短期」と書きながらそれは「遠回り」になるのです。
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【車の運転での例え】
「長期的快楽」・・・自分で標識や交通状況を見て判断して運転できるようになっていく。
「短期的快楽」・・・目隠しして、助手席の人の「ハンドル右30度!」「ブレーキ!」「アクセル!」「ハンドル左45度!」という指示に従って運転する。
その場の結果は他人の指示に従ったほうが気の利いた場所に行けるかも知れませんが、いざ、自分でとなったときの自信はつきません。
自分で運転することに取り組んだほうは、思わぬ道に入り込んで混乱したりしながらも、結果的に理想の運転への経験値が積めると思うのです。
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「そんな絵が描きたい」と「そんな絵を描けるようになっていきたい」はちょっとした言葉の表現の違いですが、真逆の方向性を持った大きな違いだと私は思っています。
まずそこに立たないと、どんな知識も技法も乗らず、オリジナル作品を描く楽しみも得られないので、この3つがとても大切と思いながらレッスンしています。
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