この3つのモチーフを同じ画面で描く場合・・・
光と陰影が織りなす明暗だけではなく、固有色の明暗差に着目してください。
作品にしたときバルールが狂っているか判断するには・・・
スマホカメラで撮影して白黒変換して確認
でも、「明暗さえ合っていれば色彩はどうでもいいの?」と聞かれると、それは違うとは思います。
例えば私が描いている様な平凡な風景画などでは「明暗のトーンは合っているけれど、極端に鮮やかすぎる遠景の山や脇役」は不自然だとは思います。(←こういう表現もあるけれど。)
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光と陰影が織りなす明暗だけではなく、固有色の明暗差に着目してください。
作品にしたときバルールが狂っているか判断するには・・・
スマホカメラで撮影して白黒変換して確認
バルール(色価)は色々な言われ方をしていて、百点満点の答えを探してもどこにも明記されていない言葉。
しかしながら、描き過ぎると色が濁る透明水彩では特に
大らかなタッチの絵、
滲み暈しで描く絵、
空間に溶け込んだ様な表現、
サラサラと早描き、
迷いなく無駄のない筆さばき、
発色の綺麗さ、
クオリティーの高さに繋がる重要な鍵
になるとても大切な概念と考えています。
大らかなタッチの絵、
滲み暈しで描く絵、
空間に溶け込んだ様な表現、
サラサラと早描き、
迷いなく無駄のない筆さばき、
発色の綺麗さ、
クオリティーの高さに繋がる重要な鍵
になるとても大切な概念と考えています。
以前にもバルールについては書きましたが、あれからまた自分なりに考えました。
バルールとは・・・
バルールとは・・・
色彩でモノや空間を表現するとき「デッサンを明暗の調和を崩さずに色彩に置き換えることが出来ているか?」=「バルールが合っている」
ということかな?と考えました。
そのデッサンは「陰影だけではなく、”固有色が元々持つ明るさ暗さ”や”遠近感”」もちゃんと表現できていることが前提。
◎実際に透明水彩絵の具で製作するときは・・・
<ポイント>
※薄い色から徐々に目的の色に近づけるのではなく、「明るい固有色」「大きな陰の面」は一発で決める気持ちが大切。
※しかし、「鮮やかな色調でなきゃダメ」「淡い色調がダメ」という訳ではない。「調和」していればいい。
※しかし、「鮮やかな色調でなきゃダメ」「淡い色調がダメ」という訳ではない。「調和」していればいい。
※バルールが合っているか確かめるには描いた作品を撮影して白黒変換するとわかりやすい。
<良くないアプローチ>
「とりあえず透明水彩は薄い色から塗るのよね?(全部薄い色ペタペタ)」
「それから陰影を塗るのよね?(薄い陰色ペタペタ)」
「あ!トマトはもっと赤いなぁ~(固有色ペタペタ)。」
「あ!陰はもっと暗いなぁ~(陰色ペタペタ)。」
「あ!トマトもうちょっと赤いかなぁ~(固有色ペタペタ)。」・・・
という具合に「徐々に色相、明度、彩度を近づけていく」アプローチ。
(ディティールは別)
(ディティールは別)
<良くない理由>
重ね塗りが多くなるほど濁るリスクが高くなる。
重なる絵の具の層が厚くなり透過性が落ちて透明水彩らしい発色が悪くなる。
ということで、教室でしている「超簡単バルール・プチレッスン」の内容は概ね大丈夫かな(*^-^*)💦
<参考>
☆リキテックスのアクリル絵の具(レギュラータイプ)には「”バルール(色価)=色の価値”の値」が書かれている。バリューと表記。10が白、0が黒。
☆昭和28年出版 岩波新書「絵画の見かた」より引用
これらのことを踏まえると、バルールが「無彩色を明暗の調和を保ったまま有彩色に置き換えた色の組み合わせ」のことを言うのか?までは・・・ん~どうなんだろう?
個人的には違うような気がしています。
芸術は自由だからセオリーから外れた色使いをしている作品に「バルールが狂っている!」とかは失礼かな?と感じるからです。
ただ、「有彩色の持つ明暗の度合い」だけを見ると、リキテックスのアクリル絵の具の表記に絶対値が書かれているくらいの話だから誰でも「合っている」「狂っている」の確実な判断ができますよね。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
個人的には違うような気がしています。
芸術は自由だからセオリーから外れた色使いをしている作品に「バルールが狂っている!」とかは失礼かな?と感じるからです。
ただ、「有彩色の持つ明暗の度合い」だけを見ると、リキテックスのアクリル絵の具の表記に絶対値が書かれているくらいの話だから誰でも「合っている」「狂っている」の確実な判断ができますよね。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
でも、「明暗さえ合っていれば色彩はどうでもいいの?」と聞かれると、それは違うとは思います。
例えば私が描いている様な平凡な風景画などでは「明暗のトーンは合っているけれど、極端に鮮やかすぎる遠景の山や脇役」は不自然だとは思います。(←こういう表現もあるけれど。)
が、いったい何処までを「バルール」と言うのか?専門家に聞くしかないですね~(;^_^A。
自分達が絵を描くことを楽しむためには、”色も暗さも意識して、遠近感もちゃんと出てる”そして、”表現したいものが表現できている”理想を目指せばいいのかな~?
自分達が絵を描くことを楽しむためには、”色も暗さも意識して、遠近感もちゃんと出てる”そして、”表現したいものが表現できている”理想を目指せばいいのかな~?
定義が曖昧なら「バルール」という言葉を出さないのが良いのかもしれませんね。(自己保身(;^_^A))
この辺りのことを理解すると得られる利点は・・・
【狙うべき的がわかって闇雲ではない練習が出来る。】ことかな?と思います。
【狙うべき的がわかって闇雲ではない練習が出来る。】ことかな?と思います。
私のバルール(色価)への理解度。今、ココ(;^_^A。
もし、詳しい方おられましたら、機会があればまた教えてください!
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祇園四条で個展を開きます!
第4回黒川しづこ透明水彩画展
会期:令和元年10月29日(火)11月3日(日)
時間:11:30-17:30(最終日17:00)
会場:ギャラリーTAJIRO祇園京都
場所:京都市東山区弁財天町14エクセタコート1階
京阪祇園四条駅9番出口 徒歩1分
阪急河原町駅 徒歩5分
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