水彩的生活KUROKAWAの透明水彩画

 「枚方(ひらかた)」に住まい透明水彩画を描いています。緑地などで自然をスケッチすることが大好きです。  京都伏見(雅究房)と大阪枚方(カルチャーハウス香里ケ丘)、「近鉄文化サロン奈良・阿倍野」にて透明水彩画教室を主宰しています。



★くろかわ透明水彩画教室(伏見教室)
京阪伏見桃山、近鉄桃山御陵前 駅スグ 雅究房(がきゅうぼう)1階
✎定員6名程の小さな教室です。初心者の方歓迎いたします(*^-^*)♪
●1.3火午前10:00~12:30 ●1.3火午後13:30~16:00
●2.4火午前10:00~12:30 ●2.4火午後13:30~16:00
☎ 090-9250-8887 黒川しづこ携帯
月二回6,000円/体験レッスン2,000円/入会金6,000円
※月途中入会は3,000円/回
※振替は前月~翌月の範囲で可能。
※振替対応時等は7~8名になる場合があります。
詳細 http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank007.html

★近鉄文化サロン「ステップアップ透明水彩画」月一回http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank005012.html
●阿倍野サロン(阿倍野 天王寺/☎ 06-6625-1771)第2水曜13:30~16:00
次回4月10日(水)
詳細 https://bunka-salon.d-kintetsu.co.jp/shop/g/g10-1-299472-001/
●奈良サロン(近鉄西大寺/☎ 0742-35-8161)第4水曜13:00~15:30
次回3月27日(水)
詳細 https://bunka-salon.d-kintetsu.co.jp/shop/g/g15-1-197281-001/

★カルチャーハウス香里ケ丘「透明水彩画の基礎講座」(枚方市)月一回 
http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank005.html
●第3月曜 午前10:00~12:30 ●午後13:30~16:00 次回4月15日(月)
●第2水曜 午前9:30-12:00 次回4月10日(水)
☎ 072-860-1131 詳細 https://culture-house.com/course/606719226d23ff001b4c4117


この3つのモチーフを同じ画面で描く場合・・・
20190908_045511416_iOS
光と陰影が織りなす明暗だけではなく、固有色の明暗差に着目してください。
20190908_045511416_iOS - コピー
作品にしたときバルールが狂っているか判断するには・・・
20190911_111219274_iOS
スマホカメラで撮影して白黒変換して確認
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バルール(色価)は色々な言われ方をしていて、百点満点の答えを探してもどこにも明記されていない言葉

しかしながら、描き過ぎると色が濁る透明水彩では特に
大らかなタッチの絵、
滲み暈しで描く絵、
空間に溶け込んだ様な表現、
サラサラと早描き、
迷いなく無駄のない筆さばき、
発色の綺麗さ、
クオリティーの高さ
に繋がる重要な鍵
になるとても大切な概念と考えています。

以前にもバルールについては書きましたが、あれからまた自分なりに考えました。

バルールとは・・・

色彩でモノや空間を表現するとき「デッサンを明暗の調和を崩さずに色彩に置き換えることが出来ているか?」=「バルールが合っている」

ということかな?と考えました。

そのデッサンは「陰影だけではなく、”固有色が元々持つ明るさ暗さ”や”遠近感”」もちゃんと表現できていることが前提。

◎実際に透明水彩絵の具で製作するときは・・・

<ポイント>

※薄い色から徐々に目的の色に近づけるのではなく、「明るい固有色」「大きな陰の面」は一発で決める気持ちが大切。

※しかし、「鮮やかな色調でなきゃダメ」「淡い色調がダメ」という訳ではない。「調和」していればいい。

※バルールが合っているか確かめるには描いた作品を撮影して白黒変換するとわかりやすい。

<良くないアプローチ>

とりあえず透明水彩は薄い色から塗るのよね?全部薄い色ペタペタ)」
「それから陰影を塗るのよね?(薄い陰色ペタペタ)」
「あ!トマトはもっと赤いなぁ~(固有色ペタペタ)。」
「あ!陰はもっと暗いなぁ~(陰色ペタペタ)。」
「あ!トマトもうちょっと赤いかなぁ~(固有色ペタペタ)。」・・・
という具合に「徐々に色相、明度、彩度を近づけていく」アプローチ
(ディティールは別)

<良くない理由>

重ね塗りが多くなるほど濁るリスクが高くなる。

重なる絵の具の層が厚くなり透過性が落ちて透明水彩らしい発色が悪くなる。

ということで、教室でしている「超簡単バルール・プチレッスン」の内容は概ね大丈夫かな(*^-^*)💦

<参考>

☆リキテックスのアクリル絵の具(レギュラータイプ)には「”バルール(色価)=色の価値”の値」が書かれている。バリューと表記。10が白、0が黒

☆昭和28年出版 岩波新書「絵画の見かた」より引用

66年前から混沌とした状況が続いているみたい(;'∀')

↓ クリックすると拡大します。

絵画の見かた 引用 (1)


絵画の見かた 引用 (2)

絵画の見かた 引用 (3)

 これらのことを踏まえると、バルールが「無彩色を明暗の調和を保ったまま有彩色に置き換えた色の組み合わせ」のことを言うのか?までは・・・ん~どうなんだろう?

 
個人的には違うような気がしています。

 芸術は自由だからセオリーから外れた色使いをしている作品に「バルールが狂っている!」とかは失礼かな?と感じるからです。

 ただ、「有彩色の持つ明暗の度合い」だけを見ると、リキテックスのアクリル絵の具の表記に絶対値が書かれているくらいの話だから誰でも「合っている」「狂っている」の確実な判断ができますよね。

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

でも、「明暗さえ合っていれば色彩はどうでもいいの?」
と聞かれると、それは違うとは思います。

例えば私が描いている様な平凡な風景画などでは「明暗のトーンは合っているけれど、極端に鮮やかすぎる遠景の山や脇役」は不自然だとは思います。(←こういう表現もあるけれど。)

が、いったい何処までを「バルール」と言うのか?専門家に聞くしかないですね~(;^_^A。

自分達が絵を描くことを楽しむためには、色も暗さも意識して、遠近感もちゃんと出てる”そして、”表現したいものが表現できている”理想を目指せばいいのかな~?

定義が曖昧なら「バルール」という言葉を出さないのが良いのかもしれませんね。(自己保身(;^_^A))

この辺りのことを理解すると得られる利点は・・・

【狙うべき的がわかって闇雲ではない練習が出来る。】ことかな?と思います。

私のバルール(色価)への理解度。今、ココ(;^_^A。
もし、詳しい方おられましたら、機会があればまた教えてください!

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祇園四条で個展を開きます!
第4回黒川しづこ透明水彩画展
会期:令和元年10月29日(火)11月3日(日)
時間:11:30-17:30(最終日17:00)
会場:ギャラリーTAJIRO祇園京都
場所:京都市東山区弁財天町14エクセタコート1階
京阪祇園四条駅9番出口 徒歩1分
阪急河原町駅       徒歩5分
京阪三条駅        徒歩5分
市営地下鉄三条京阪駅   徒歩8分
駅近です♪ご来場お待ちしております!
2019.10.29-11.3黒川しづこ個展DM
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