透明水彩画を始めたのはかれこれ2010年に遡ります。
母が倒れて施設に入り、私はフルタイム勤務の仕事を辞めました。
家事と施設介護だけの生活に潤いを一つと思い、地元のカルチャー教室に入ったことが切っ掛けです。
母は寝たきりではないものの、全て介助が必要で、意思の疎通が頷くくらいでしか出来ず、このブログも読んだことが無いし、絵を見せてもボンヤリ見るだけの薄い反応です。
母の絵
↓ こちらは実家の整理をしているときに出てきた母が描いた絵です。私の子供、母にとっては孫を描いたものです。
たまたま実家の近所の主婦の方に絵の心得があり、教わりながら一緒に色々なものを描く機会を持てていた様です。
必ずしも「上手下手」の尺度でいうと「上手」には当たらないかもしれませんが、『孫への愛情』や『描画中は楽しくて良いひとときを過ごしたんだろうなぁ。』ということが私には伝わってきます。
愛情が残せるんです。その人が過ごした時間も。絵ってすごいですね☆
初心者向けという理由
もし、その方が「デッサンが出来てからじゃないと!!」「大きい絵じゃないと!!」「現場で描かないと!!」「モチーフはこれ!!」という拘りがあれば、きっと母に限っては絵を楽しめず、この孫の絵も残ることはなかったでしょう。
レクチャーされた方のレッスンアプローチが、母にとっては丁度良く適切であったお陰だと思います。良い方に巡り合って母も幸せだったことと思います。
私も『そんなことが出来ればいいなぁ。こんな私でも役に立つところがあればいいなぁ。』と思って教室を開いています。
教室紹介では、”普通の人が日常生活の中で絵を楽しむために”というという教室の主旨があり、他に的確な言葉が見つからず一言に表すと「初心者向け」と言うことにしています。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
自由と放置は違うと思う
ただ、「『自由に描いてください。』と言って、何も教えずに監督しているだけ。たまに『いいね。』」というレッスンではなく、「絵画の基本に沿った応用が利くレクチャー、上達してゆく楽しさや好奇心を刺激するレッスン」でありたいなと日々思っています。
ちょっと休憩φ(.. )
今週は近鉄文化サロン奈良講座でした。
ここの教室は私が行っている中では一番古いのですが、美術教室として設備は一番整っています。
大きな窓からはたっぷりの自然光
裏手には沢山のモチーフ、イーゼル。部屋には面取り人形、石膏像、モチーフを置く丸テーブル。
上級者向けの講座も可能ですね。
「上級者向け」と私なりに思っている教室
『絵を通して世に問いかけていくような、また、自分の深いところにも問いかけていくような世界』というイメージを持っています。
画題も 静物画、風景画、人物画(着衣、裸婦デッサン、裸婦クロッキー)、石膏デッサン
画材も 水彩、油彩、パステル、鉛筆・木炭 etc…
透明水彩に限ることなく、風景や花だけに限ることなく取り組む。
【美の追求】【研鑽を重ねる】というワードが浮かびます。
母が倒れて施設に入り、私はフルタイム勤務の仕事を辞めました。
家事と施設介護だけの生活に潤いを一つと思い、地元のカルチャー教室に入ったことが切っ掛けです。
母は寝たきりではないものの、全て介助が必要で、意思の疎通が頷くくらいでしか出来ず、このブログも読んだことが無いし、絵を見せてもボンヤリ見るだけの薄い反応です。
母の絵
↓ こちらは実家の整理をしているときに出てきた母が描いた絵です。私の子供、母にとっては孫を描いたものです。
たまたま実家の近所の主婦の方に絵の心得があり、教わりながら一緒に色々なものを描く機会を持てていた様です。
必ずしも「上手下手」の尺度でいうと「上手」には当たらないかもしれませんが、『孫への愛情』や『描画中は楽しくて良いひとときを過ごしたんだろうなぁ。』ということが私には伝わってきます。
愛情が残せるんです。その人が過ごした時間も。絵ってすごいですね☆
初心者向けという理由
もし、その方が「デッサンが出来てからじゃないと!!」「大きい絵じゃないと!!」「現場で描かないと!!」「モチーフはこれ!!」という拘りがあれば、きっと母に限っては絵を楽しめず、この孫の絵も残ることはなかったでしょう。
レクチャーされた方のレッスンアプローチが、母にとっては丁度良く適切であったお陰だと思います。良い方に巡り合って母も幸せだったことと思います。
私も『そんなことが出来ればいいなぁ。こんな私でも役に立つところがあればいいなぁ。』と思って教室を開いています。
教室紹介では、”普通の人が日常生活の中で絵を楽しむために”というという教室の主旨があり、他に的確な言葉が見つからず一言に表すと「初心者向け」と言うことにしています。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
自由と放置は違うと思う
ただ、「『自由に描いてください。』と言って、何も教えずに監督しているだけ。たまに『いいね。』」というレッスンではなく、「絵画の基本に沿った応用が利くレクチャー、上達してゆく楽しさや好奇心を刺激するレッスン」でありたいなと日々思っています。
ちょっと休憩φ(.. )
今週は近鉄文化サロン奈良講座でした。
ここの教室は私が行っている中では一番古いのですが、美術教室として設備は一番整っています。
大きな窓からはたっぷりの自然光
裏手には沢山のモチーフ、イーゼル。部屋には面取り人形、石膏像、モチーフを置く丸テーブル。
上級者向けの講座も可能ですね。
「上級者向け」と私なりに思っている教室
『絵を通して世に問いかけていくような、また、自分の深いところにも問いかけていくような世界』というイメージを持っています。
画題も 静物画、風景画、人物画(着衣、裸婦デッサン、裸婦クロッキー)、石膏デッサン
画材も 水彩、油彩、パステル、鉛筆・木炭 etc…
透明水彩に限ることなく、風景や花だけに限ることなく取り組む。
【美の追求】【研鑽を重ねる】というワードが浮かびます。
そこでは、次のステージへ駒を進めたければデッサン力も人体構造の勉強も必要になるでしょう。多様さでは共通する子供向けの造形教室とはまた雰囲気が異なりそうです。
自分のやりたいこと
初心者向けと上級者向け 上下はありませんし、内容が重なる部分も多いですが、
そういう自分なりのイメージ分けで、普通の人が自宅の食卓でも楽しめて、教室に行くのが楽しみで、教室の日は楽しい、そして「いい絵」が出来る。
「いい絵」には、「いいひとときが残る」「愛情も残る」・・・そんな教室を目指したいなと思っています。
私の教室は「初心者向け」というのはそんな考え方で行っているからです。参考にしていただけると幸いです。
パートⅡhttp://kurokawa-suisai.blog.jp/archives/2019-09-01.htmlにつづく・・・
祇園四条で個展を開きます!
第4回黒川しづこ透明水彩画展
会期:令和元年10月29日(火)11月3日(日)
時間:11:30-17:30(最終日17:00)
会場:ギャラリーTAJIRO祇園京都
場所:京都市東山区弁財天町14エクセタコート1階
京阪祇園四条駅9番出口 徒歩1分
阪急河原町駅 徒歩5分
阪急河原町駅 徒歩5分
京阪三条駅 徒歩5分
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