今週の伏見教室はお休みなどの関係でMさんとマンツーマンレッスン状態。
私の教室は風景画を描かれる方が多いのですが、Mさんは静物や空想人物のイラストを描かれるお若い方。
いつも『お役に立てているのかなぁ?』と思っていたところ、
過去に「夜明けゾーンhttp://kurokawa-suisai.blog.jp/archives/2019-07-05.html」に気付いたとき、静物人物の表現に一番関係があるので真っ先にお伝えしたら・・・。
私の教室は風景画を描かれる方が多いのですが、Mさんは静物や空想人物のイラストを描かれるお若い方。
いつも『お役に立てているのかなぁ?』と思っていたところ、
過去に「夜明けゾーンhttp://kurokawa-suisai.blog.jp/archives/2019-07-05.html」に気付いたとき、静物人物の表現に一番関係があるので真っ先にお伝えしたら・・・。
パンの絵がみるみるうちに
グイッ!
グイグイッ!! と良くなったという方。
普通に「光、陰、反射光、影、よく見てね。」というレクチャーでは新鮮味がなかったのかな?「夜明けゾーン」のことを言って以降、幾人かの生徒さんが静物画に興味を抱かれるようになりました。
モチベーション上げることって大切ですね。しみじみ。
【稜線:夜明けゾーン/固有色の暗さ/陰の一気塗り】
8月は「重色強化月間」でウェットオンドライ(重色)を生徒全員に振り返っていただきました。
Mさんにはそれを踏まえてしかできない次の段階にチャレンジしていただきました。
それは、記事題名にもあるとおり、4つのポイントを押さえて透明水彩絵の具でトマトとバナナを描いていただくこと。
何故、この組み合わせにしたのか?
それは、固有色が持つ「暗さ」を意識して着彩していただくため。
これが意外に「初心者の方が乗り越えると次の世界が見えてくる壁」と感じています。
初心者の方は「バナナの黄色」は大丈夫ですが、トマトで苦戦します。
それは終始「薄い赤色」を塗って描こうとするからです。
赤色を薄く塗って、赤色を薄く塗って、陰色を薄く塗って、陰色を薄く塗って・・・
所々色が剥がれた、渋い赤色のトマトになるか・・・単純描写過ぎる「赤いトマト」になりがちです。
一応、ナスビとレモンも掲載します。(トマトのほうが解りやすいですが💦)
左側から強烈に光が当たっているので明るくなる。バナナやレモンは確かによくわかる。
しかし、トマトやナスビにも同じく強烈に光が当たっているにもかかわらず「なんでこんなに暗いの?」
というところにムムムムムΣ(=゚ω゚=;)Σ(=゚ω゚=;)Σ(=゚ω゚=;)???!!!
・・・ときてもらうことが第一歩です。
「ん?それがどうしたの?」と思う方と「ハッ!Σ(゚д゚;)」っとする方と「(≡ω≡.)なんのこっちゃ?」の方に分かれると思いますが・・・
”描き方塗り方”では対処できない大切な気づきです。
それは、自分でバランスを取ることでしか対応できないことだからです。
私は安易に「練習練習」「枚数枚数」と言うのを好みませんが、気づいたうえでの「練習枚数」はとてもよいステップアップに繋がると思っています。
【タイムリー過ぎるツイート】
↓ 1時半から午後の教室はスタートします。レッスンを始めていよいよ描こうとしたとき、ツイッターでフォローしている増山修さんからタイムリーなツイートがあって、Mさんとビックリ仰天しました。
まさに、今、レッスンに関係のある「稜線」解説をはじめられたのですΣヾ( ̄0 ̄;ノ
増山修@MasuyamaOsamu【明暗のはなし】
2019/08/27 13:55:51
イラストでは度々登場する、こんなかたちの月。でも実際こういう月は存在しません。なぜでしょう? https://t.co/VrW4kgTyxn
つづく・・・
※増山修さんは昨年秋からツイッターを始められた様です。気づかなかった!!
これも先日のスケッチ旅行でのミーティングのときにNさんに教えていただいたこと。ほんとうに感謝。
あ!増山修さんは先日「筆ペンスケッチ」の提案記事で紹介させていただいた本の著者です。
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会期:令和元年10月29日(火)11月3日(日)
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