今月は『ウェット・オン・ドライをちゃんとしょう！』重色強化月間 : 水彩的生活KUROKAWAの透明水彩画

　「枚方（ひらかた）」に住まい透明水彩画を描いています。緑地などで自然をスケッチすることが大好きです。　京都伏見（雅究房）と大阪枚方（カルチャーハウス香里ケ丘）、「近鉄文化サロン奈良・阿倍野」にて透明水彩画教室を主宰しています。

　近鉄文化サロンもスタートし、生徒さん達も出揃って、様子を把握したこの夏。

　月に一度、何か一つステップアップしていただけたらとはじめた「強化月間」。

　７月は「チェッカーシャドウ錯視の紹介」「サクランボの描き方」

　８月は「重色（ウェットオンドライ）」で過去にも一度行った「斜光の木の描き方」

※お休みなど諸事情で当たっていない方もおられますm(__)m💦

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　今までに水彩画をされていた方々も多く入られていますが、意外に「重色」をちゃんと習ったという方が少ない印象。

　「重色」は透明水彩画の最重要基本技法だけど、皆さん自己流になってしまいがち。

・ホップ、ステップ、ジャンプという感じで濃度や暗さを段階的に上げていく意識が無く、薄い色を延々と悩みながら塗り続け、下の層を溶かして濁らせてしまう。

　のが大きな原因なので、この言葉の逆をすれば上手くいきますが、長年の癖もあり、頭ではわかっても手が勝手にいつも通りに動いてしまう。

　伏見教室では声掛けしながら進めました。

・明暗の見方　・絵の具の溶き方　・筆の含ませ方　・絵の具の量　・乾燥させることetc

　書ききれないくらい、全ての透明水彩画の基本が詰まっているので、度々モチーフを変えてやっていこうと思っています。

↓　午前クラスの男性の方は「もう一枚描きます！！」と自主的に再チャレンジ(;'∀')💦熱心！

　過去に入られた教室は完全に自由に描く教室で、描き方が解らずやめられたとのこと。

　逆に同席の女性は「立方体、三角錐、人物描きます！」とアカデミックすぎるところでしんどくなってやめられたとのこと。

　男性「全く何も教えてもらえないのも辛いですよ～！（趣味で楽しむこともできない。）」

　女性「脳みそフル稼働させなあかんのもしんどいよ～！趣味で楽しむために来てるのに。」

　というお二人の真逆のやりとりが面白かったです(笑)　

　教室選びも大変ですね💦

↓　描いていただいたイメージは斜光の木

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↓　ちなみにこちらは逆光

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↓　こちらは順光（順子じゃないよ）

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マッチ水彩絵具マッチベーシックカラー 12色セット 10ml [おもちゃ＆ホビー]

話変わって、数少ないイラストを描かれる３０代半ばの生徒さん。イラストを描くのに向いている「マッチ絵の具」をおススメしたり、暈しを特訓したり（笑）していましたが、いつも『私なんかで役に立てているのかなぁ～？』と思いながらも長く通ってくださっています。

先日気付いた「夜明けゾーン」http://kurokawa-suisai.blog.jp/archives/2019-07-05.html　はイラスト画に生かすのにピッタリかも？と、お伝えしてみました。

すると、何か新大陸でも発見した様な

（笑）取り組むパワーが湧いたご様子。

最初はこちらのパンの絵だったのが・・・

↓　練習してこんな感じに描けるようになり・・・（光と陰が生まれましたね

）

↓　現在はこんな美味しそうなパンを描けるようになられました

　どんなきっかけでもいいから「観察すること」に興味を持っていただけたらいいなと思います。

　描き方では伝えてはいないので、今後、色々と応用していただけたらと思います。

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　Ｈさん透明水彩画作品

　最初の頃を知っていますので、この作品で飛躍的にステップアップされたのを感じました。

　遠近感、色の綺麗さ、植物の自然さがいいですね♪　手ごたえを得られたらまた更なるステップアップに向かわれると思います。

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