第4回くろかわ透明水彩画教室作品展 出品作のご紹介 その3
これらすべての画像は、アクリル板の入った額装済みのものですが、画面のテカリがほぼ無いのにお気づきでしょうか?
普通に撮影するとピカピカとライトの光が入って、ちゃんとは見れない画像になります。
完璧には消去できないのですが、かなり除去できるとのこと。
今回は『写真撮らなきゃ!』と気を割くこともなく展覧会に集中できたし、そこは経費と割り切ってプロのカメラマンさんに・・・いや、カメラウーマンさんにお願いして良かった!!
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
Оさん「雨に咲く花」
大らかで温かみのある人柄が滲み出ていますね♪
絵画は妙に整い過ぎるのもよくないと思っています。人間味を消し去るくらいに綺麗に描けてしまうと、一瞬『綺麗!』と思っても印象は薄く、その仕事は作業的となり、透明水彩画の井戸を出てイラストレーションの世界を覗くと、同じ仕事が出来る人は五万といる感じではないかな?と思っています。
今回は少し弱い印象の花などに、ペンで輪郭線を施していただいたり、平面的だった葉に陰影を少し陰影をつけていただいた以外はそのままに。
とても生き生きとしていて、観る人に元気を与えてくれる作品です☆
Tさん「人魚の唄」
私より一回りくらいお若い生徒さん。デジタルでも描けるけれど、あえてアナログが学びたいとお越しになっています。
画像より実物のほうが鮮やかで綺麗なので惜しいですが、イマジネーションたっぷりに想像の世界を描かれました。
昨年夏からずっと「暈し」を特訓???してきて、私の教室でしている「二刀流描法」を、作品制作を通して一生懸命練習。最近で自在に操れるようになられた感じです。人魚の足の質感もよく出ていますね。 それにしても「暈し」使いまくり(笑)
Оさん「白銀」
雪深い里の空気感を出すのに苦労されました。
教室では描画の最後に「グレージング」の手法を使い、紅茶レベルの薄い色で画面の調子を整えたり、他は「映り込み」などが自然に出ているか?などに配慮し、デリケートな調整を経て完成させることが多いです。
八割方までは描けてしまう経験者の方々にとって、その工程が一番の難関となっています。もちろん私もすごい神経を使います(;'∀')。うっかり色を濁すと悪くなる場合もあるので(;^_^A。
でも、うまく行けば絵の印象がグッとアップする工程。まさに、ハイリスク ハイリターン。今回は外気の寒さと家屋の温かみのコントラスト美しい良い作品となりました☆
Yさん「食べごろ」
絵は、「ワーッと同じものが沢山あるモチーフ」って難しくって「どうやって表現したらいいのだろう?」と苦労しますね。
全部緻密に描くわけにはいかないし、かといって「曖昧に描く」って、キチッと描く主役よりも難しい!
ほんと!!絵は脇役や周囲のほうが難しい!!!
で、「シルエットロマンス描法」に初チャレンジしていただきました。
透明水彩特有の滲み暈しも使って、色々な色味を加え、彩り豊かな作品となったと思います。とても好きです☆
Nさん「散歩道」
昨年から透明水彩画を始められて初めての作品。絵も全くの初心者の方です。
出品者23名のうち昨年から透明水彩画を始められたばかりの初心者の方は7名。皆さん頑張っていただきましたが、「その苦労した筆の後から一生懸命さが伝わってきて微笑ましく感じました。」という鑑賞者の方からのご感想もあり。
やっぱり、絵って上手い下手以前に『描きたいものを見つけた(感動)の過程』~『描く過程』一つ一つちゃんと向き合ったことが価値だし、こういった作品展をすればそれを受け取ってくださる方も多くおられると確信しました。
とにかく「花は濁さないように」ということを第一にお願いしました。
とても丁寧な仕事で透明水彩らしい美しさが現れた作品と思います♪
Мさん「ポルトのワイン船」
モチーフも構図も言うことなし。画面にメリハリと安定感があり、男性にも負けない力強さを感じます。カモメもいいですね♪展覧会でもとても人気の高い作品でした。
これだけ暗い影が出来るということは・・・他の部分にもその陽射しが落ちているはずなので、そのような表現になっているか?
これだけ舟影が揺らめいているということは・・・影が落ちてない水面の波立ちの表現はどうなるか?
「際に回り込む光」「反射光」など極々微細な事柄に配慮する「最後の調整」5%次第で、今後グッとブラッシュアップされ、さらなる飛躍をされることと思います。
いつも応援ありがとうございます☆
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これらすべての画像は、アクリル板の入った額装済みのものですが、画面のテカリがほぼ無いのにお気づきでしょうか?
普通に撮影するとピカピカとライトの光が入って、ちゃんとは見れない画像になります。
完璧には消去できないのですが、かなり除去できるとのこと。
今回は『写真撮らなきゃ!』と気を割くこともなく展覧会に集中できたし、そこは経費と割り切ってプロのカメラマンさんに・・・いや、カメラウーマンさんにお願いして良かった!!
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;
Оさん「雨に咲く花」
大らかで温かみのある人柄が滲み出ていますね♪
絵画は妙に整い過ぎるのもよくないと思っています。人間味を消し去るくらいに綺麗に描けてしまうと、一瞬『綺麗!』と思っても印象は薄く、その仕事は作業的となり、透明水彩画の井戸を出てイラストレーションの世界を覗くと、同じ仕事が出来る人は五万といる感じではないかな?と思っています。
今回は少し弱い印象の花などに、ペンで輪郭線を施していただいたり、平面的だった葉に陰影を少し陰影をつけていただいた以外はそのままに。
とても生き生きとしていて、観る人に元気を与えてくれる作品です☆
Tさん「人魚の唄」
私より一回りくらいお若い生徒さん。デジタルでも描けるけれど、あえてアナログが学びたいとお越しになっています。
画像より実物のほうが鮮やかで綺麗なので惜しいですが、イマジネーションたっぷりに想像の世界を描かれました。
昨年夏からずっと「暈し」を特訓???してきて、私の教室でしている「二刀流描法」を、作品制作を通して一生懸命練習。最近で自在に操れるようになられた感じです。人魚の足の質感もよく出ていますね。 それにしても「暈し」使いまくり(笑)
Оさん「白銀」
雪深い里の空気感を出すのに苦労されました。
教室では描画の最後に「グレージング」の手法を使い、紅茶レベルの薄い色で画面の調子を整えたり、他は「映り込み」などが自然に出ているか?などに配慮し、デリケートな調整を経て完成させることが多いです。
八割方までは描けてしまう経験者の方々にとって、その工程が一番の難関となっています。もちろん私もすごい神経を使います(;'∀')。うっかり色を濁すと悪くなる場合もあるので(;^_^A。
でも、うまく行けば絵の印象がグッとアップする工程。まさに、ハイリスク ハイリターン。今回は外気の寒さと家屋の温かみのコントラスト美しい良い作品となりました☆
Yさん「食べごろ」
絵は、「ワーッと同じものが沢山あるモチーフ」って難しくって「どうやって表現したらいいのだろう?」と苦労しますね。
全部緻密に描くわけにはいかないし、かといって「曖昧に描く」って、キチッと描く主役よりも難しい!
ほんと!!絵は脇役や周囲のほうが難しい!!!
で、「シルエットロマンス描法」に初チャレンジしていただきました。
透明水彩特有の滲み暈しも使って、色々な色味を加え、彩り豊かな作品となったと思います。とても好きです☆
Nさん「散歩道」
昨年から透明水彩画を始められて初めての作品。絵も全くの初心者の方です。
出品者23名のうち昨年から透明水彩画を始められたばかりの初心者の方は7名。皆さん頑張っていただきましたが、「その苦労した筆の後から一生懸命さが伝わってきて微笑ましく感じました。」という鑑賞者の方からのご感想もあり。
やっぱり、絵って上手い下手以前に『描きたいものを見つけた(感動)の過程』~『描く過程』一つ一つちゃんと向き合ったことが価値だし、こういった作品展をすればそれを受け取ってくださる方も多くおられると確信しました。
とにかく「花は濁さないように」ということを第一にお願いしました。
とても丁寧な仕事で透明水彩らしい美しさが現れた作品と思います♪
Мさん「ポルトのワイン船」
モチーフも構図も言うことなし。画面にメリハリと安定感があり、男性にも負けない力強さを感じます。カモメもいいですね♪展覧会でもとても人気の高い作品でした。
これだけ暗い影が出来るということは・・・他の部分にもその陽射しが落ちているはずなので、そのような表現になっているか?
これだけ舟影が揺らめいているということは・・・影が落ちてない水面の波立ちの表現はどうなるか?
「際に回り込む光」「反射光」など極々微細な事柄に配慮する「最後の調整」5%次第で、今後グッとブラッシュアップされ、さらなる飛躍をされることと思います。
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