こんにちは。今日は選挙ですね。枚方は34度まで上がるみたい。日焼け対策、冷房対策しっかりしてお出かけせねば。
私の教室ではポストカード水彩紙を常備していただいています。私の水彩紙に描いてレクチャーすると生徒さんには残らないため取り入れました。
手順やポイントの説明をしながらエスキース(構想図)を描いたり(←状況をみて)、みんなで簡単な水彩イラストを描いて着彩レッスンしたり、鉛筆でトーナルスケッチを描いていただいたり、試し紙としても便利に使っています。
持参を忘れると生徒さん同士譲り合ったり、もちつもたれつのいい関係を作るコミュニケーションツールにもなったりして。(大阪でいうと”飴ちゃん”みたいな)
↓ 推奨しているのはヴィフアール荒目。マスキング液を使うと紙が剥がれるので本製作にはお勧めしませんが、試し紙でも水彩紙を使ったほうが感じがわかりやすいんですよね。コストも30枚入って300円台とお安いです。
【マルマン絵手紙用ポストカード】ヴィフアール水彩紙 荒目 S142VC 30枚 242g/m2
↓ ちなみに「スケッチなどの作品づくりをしたい!」という場合はこの辺りをお勧めしています。
ホルベイン アヴァロン水彩紙ブロック 中目 AVB-PC [コットン100% 300g 中厚口]【水彩画用ポストカード(ハガキサイズスケッチブック)】
↓※アルシュの細目は通常の中目相当です。
アートペーパーポストカードサイズ(148×100mm) アルシュ水彩紙 細目(300g/m2)10枚 S942
↓ ちなみにちなみに、本製作では初心者向けの水彩紙として最初はウォーターフォードホワイト中目F4ブロックをお勧めしていましたが
ウォーターフォード水彩紙 ホワイト中目 ブロックF4
↓ 2013年にランプライト水彩紙が発売開始され、「初心者向け」としてこちらのほうがさらに使いやすいと確信し、今年度から切り替えました。
ミューズ ランプライトブロック LL-0804 F4
価格帯はウォーターフォードと同じですが、入数がランプライトのほうが多いです。
ランプライトは”絵の具の乾きが遅いので着彩の猶予時間が長いこと”と、”リフトしやすい(塗った絵の具を取り除きやすい)こと”が初心者にお勧めする2大理由です。
よって、ウォーターフォードが悪いということは全くありません。ウォーターフォードホワイトの真っ白の画面は絵の具を美しく煌びやかに発色させますし、以前に参加した水彩紙講座によると「しいていうなら一番アルシュ紙に近い水彩紙」とされていました。
全く絵を描いたことがなくて・・・という初心者の方には入り口でランプライトを使っていただき、慣れてきてもそのままでいいし、他の紙に羽搏いてもらってもかまいません。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
ワンポイントコーナー!!
「西洋画風に明暗で描く場合、輪郭線に頼らず明暗で描き分ける必要があるけど、輪郭は大切」ということについて
レクチャーは生徒さん個々に合わせて臨機応変に対応しています。いい伝え方を思いついたらその試し紙にイキナリ描くこともあります。
↓ たとえば、このまえはこんなのを描きました。何が言いたかったかというと・・・
↓ 皆さん、これって何かわかりますか?「卓球のラケット」「しぼみかけた風船」「バス停の看板の上のほう」「人を真上から見た図」「浣腸??」・・・etc
↓ で、この様に固有色を塗ると「木」ということがわかりますよね。
・・・でも、固有色で説明しないと、自分が表現したいものに見えてくれないということでもあります。
何がまずかったかと言うと、「外形(輪郭)」の観察と表現が適当すぎたこと。「象形文字的、記号的に処理したこと」と言い換えてもいいかも知れません。
↓ ちょっと乾いていませんが、こうやって外形の個性をしっかりと出すだけでも(この図は創造画ですが)「木のリアリティー」が出てきました。
そして、お気づきの方もおられると思いますが、実際の木とは似ても似つかない色で表現しても「木のリアリティー」がこちらのほうがありますよね。(←ちょっと強引( ̄▽ ̄;)!!)
「固有色に縛られずに明暗で自由に表現したい!!」という思いがあっても、ラケットなのか?何なのか?という記号的なものの「見方・考え方」では不自由です。
「輪郭線で描かないときも輪郭は大切」というのは「シルエットは大切」とも言えます。ここで注意ですが「輪郭とバックとのコントラストがすべてクッキリさせるべき」ということではありませんのでよろしくお願いします。
私の教室ではこのことを「シルエット・ロマンス」とよんでいます。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
「明暗だけで描くワーク」この方が最後で全員終えたと思います。
同じことなのに個性が滲み出て興味深かったです。こちらも綺麗な滲みですね(´∀`*)♪
で、この前、成果を感じる嬉しいことがありました。
生徒さんが帰りがけに何気に私の教室に飾ってある永山裕子さんのカレンダー(5・6月)の花の絵をチラッと見て帰るとき・・・二度見され、
「あっ!エッ!?あ!エッ!?(゚∇゚ ;)エッ!?」・・・という感じになられ、うまく言葉には出来なかったけれど、やりとりで『自分でも描けるかも???』という可能性を感じられたのだと察しました。
今までは『神様の絵は真似すらできないわ~。』と思っていたのが、”明暗で薔薇を描くワーク”を一度してみた結果、「見る目が育った」のだと思われます。
「全く分からない状態」から「”薔薇の絵がどのような構造”で描かれているのか?」への理解が無意識のうちに少し進んだのではないかな?と。
他の方も一度どう感じるか見てみてほしいです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
余談 親バカ日誌
期末テストから解放された子供。イズミヤの書店「アミーゴ(アモーレではありません。)」でマニアックな折り紙の本を見つけ衝動買い。
「ネジ」「ツル成人」「死神」など、普通作らないもののおり方ばかり掲載されている本です。美術・工作大好きのうちの子、早速「グリフォン」とやらを作っておりました。
「始祖鳥」「ケルベロス」・・・など順次出来上がっております。
「グリフォン」って何やねん?って調べてみましたらこんな獣でした。
そこでまた「特徴を捉えてリアリティー出すためにはシルエットって大切やなぁ~。」った私。皆さんはどう感じられますか?
↓ グリフォン(ウィキペディアより引用)
ウィキペディアのグリフォンに関するページ→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3
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私の教室ではポストカード水彩紙を常備していただいています。私の水彩紙に描いてレクチャーすると生徒さんには残らないため取り入れました。
手順やポイントの説明をしながらエスキース(構想図)を描いたり(←状況をみて)、みんなで簡単な水彩イラストを描いて着彩レッスンしたり、鉛筆でトーナルスケッチを描いていただいたり、試し紙としても便利に使っています。
持参を忘れると生徒さん同士譲り合ったり、もちつもたれつのいい関係を作るコミュニケーションツールにもなったりして。(大阪でいうと”飴ちゃん”みたいな)
↓ 推奨しているのはヴィフアール荒目。マスキング液を使うと紙が剥がれるので本製作にはお勧めしませんが、試し紙でも水彩紙を使ったほうが感じがわかりやすいんですよね。コストも30枚入って300円台とお安いです。
【マルマン絵手紙用ポストカード】ヴィフアール水彩紙 荒目 S142VC 30枚 242g/m2
↓ ちなみに「スケッチなどの作品づくりをしたい!」という場合はこの辺りをお勧めしています。
ホルベイン アヴァロン水彩紙ブロック 中目 AVB-PC [コットン100% 300g 中厚口]【水彩画用ポストカード(ハガキサイズスケッチブック)】
↓※アルシュの細目は通常の中目相当です。
アートペーパーポストカードサイズ(148×100mm) アルシュ水彩紙 細目(300g/m2)10枚 S942
↓ ちなみにちなみに、本製作では初心者向けの水彩紙として最初はウォーターフォードホワイト中目F4ブロックをお勧めしていましたが
ウォーターフォード水彩紙 ホワイト中目 ブロックF4
↓ 2013年にランプライト水彩紙が発売開始され、「初心者向け」としてこちらのほうがさらに使いやすいと確信し、今年度から切り替えました。
ミューズ ランプライトブロック LL-0804 F4
価格帯はウォーターフォードと同じですが、入数がランプライトのほうが多いです。
ランプライトは”絵の具の乾きが遅いので着彩の猶予時間が長いこと”と、”リフトしやすい(塗った絵の具を取り除きやすい)こと”が初心者にお勧めする2大理由です。
よって、ウォーターフォードが悪いということは全くありません。ウォーターフォードホワイトの真っ白の画面は絵の具を美しく煌びやかに発色させますし、以前に参加した水彩紙講座によると「しいていうなら一番アルシュ紙に近い水彩紙」とされていました。
全く絵を描いたことがなくて・・・という初心者の方には入り口でランプライトを使っていただき、慣れてきてもそのままでいいし、他の紙に羽搏いてもらってもかまいません。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
ワンポイントコーナー!!
「西洋画風に明暗で描く場合、輪郭線に頼らず明暗で描き分ける必要があるけど、輪郭は大切」ということについて
レクチャーは生徒さん個々に合わせて臨機応変に対応しています。いい伝え方を思いついたらその試し紙にイキナリ描くこともあります。
↓ たとえば、このまえはこんなのを描きました。何が言いたかったかというと・・・
↓ 皆さん、これって何かわかりますか?「卓球のラケット」「しぼみかけた風船」「バス停の看板の上のほう」「人を真上から見た図」「浣腸??」・・・etc
↓ で、この様に固有色を塗ると「木」ということがわかりますよね。
・・・でも、固有色で説明しないと、自分が表現したいものに見えてくれないということでもあります。
何がまずかったかと言うと、「外形(輪郭)」の観察と表現が適当すぎたこと。「象形文字的、記号的に処理したこと」と言い換えてもいいかも知れません。
↓ ちょっと乾いていませんが、こうやって外形の個性をしっかりと出すだけでも(この図は創造画ですが)「木のリアリティー」が出てきました。
そして、お気づきの方もおられると思いますが、実際の木とは似ても似つかない色で表現しても「木のリアリティー」がこちらのほうがありますよね。(←ちょっと強引( ̄▽ ̄;)!!)
「固有色に縛られずに明暗で自由に表現したい!!」という思いがあっても、ラケットなのか?何なのか?という記号的なものの「見方・考え方」では不自由です。
「輪郭線で描かないときも輪郭は大切」というのは「シルエットは大切」とも言えます。ここで注意ですが「輪郭とバックとのコントラストがすべてクッキリさせるべき」ということではありませんのでよろしくお願いします。
私の教室ではこのことを「シルエット・ロマンス」とよんでいます。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
「明暗だけで描くワーク」この方が最後で全員終えたと思います。
同じことなのに個性が滲み出て興味深かったです。こちらも綺麗な滲みですね(´∀`*)♪
で、この前、成果を感じる嬉しいことがありました。
生徒さんが帰りがけに何気に私の教室に飾ってある永山裕子さんのカレンダー(5・6月)の花の絵をチラッと見て帰るとき・・・二度見され、
「あっ!エッ!?あ!エッ!?(゚∇゚ ;)エッ!?」・・・という感じになられ、うまく言葉には出来なかったけれど、やりとりで『自分でも描けるかも???』という可能性を感じられたのだと察しました。
今までは『神様の絵は真似すらできないわ~。』と思っていたのが、”明暗で薔薇を描くワーク”を一度してみた結果、「見る目が育った」のだと思われます。
「全く分からない状態」から「”薔薇の絵がどのような構造”で描かれているのか?」への理解が無意識のうちに少し進んだのではないかな?と。
他の方も一度どう感じるか見てみてほしいです。
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期末テストから解放された子供。イズミヤの書店「アミーゴ(アモーレではありません。)」でマニアックな折り紙の本を見つけ衝動買い。
「ネジ」「ツル成人」「死神」など、普通作らないもののおり方ばかり掲載されている本です。美術・工作大好きのうちの子、早速「グリフォン」とやらを作っておりました。
「始祖鳥」「ケルベロス」・・・など順次出来上がっております。
「グリフォン」って何やねん?って調べてみましたらこんな獣でした。
そこでまた「特徴を捉えてリアリティー出すためにはシルエットって大切やなぁ~。」った私。皆さんはどう感じられますか?
↓ グリフォン(ウィキペディアより引用)
ウィキペディアのグリフォンに関するページ→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3
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